オーストラリアでは猫も杓子も不動産投資 ①

オーストラリアでは猫も杓子も不動産投資 ①

シドニーでは友人・知人との会話で、しょっちゅう不動産の話題になった。 会う人会う人、猫も杓子も投資物件を所有している――私が移住して来て衝撃を受けた最たるものがこれだった。 私の周りには中国人が大勢いたが、会話がどうにも噛み合わないときがあった。 私は数少ない賃貸派だったが、彼らから見て私がそうしているのは、家を買う頭金がないからだと踏んでいる節があったのだ。 彼らにとって、また大方のオージーにとって、「家なんてものは頭金ができ次第、即座に買うのが当たり前」らしかった。 そういった思考は以下の図から醸成されたのだろう。 黒線:不動産 赤線:株 (直近では株も最高値付近に達している) 不動産は大…